キャリアカウンセラーが伝えたい就活のコツ

都内大学で2000人以上の学生と接して感じたこと、就活生に伝えたいことを綴ります。         月、木に更新の予定です

一般職正社員

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女子大生に人気のある職種に、一般職があります。

自宅から通えて都内勤務、転勤なし、社内での勤務、サポート的な仕事・・
といった理由で、強く志望する学生が毎年一定数います。

多くの企業はコスト削減の面から、
従来、一般職正社員が行っていた仕事を、
契約社員派遣社員に置き換えています。

そうした派遣社員を取りまとめる一般職正社員、
会社の機密を扱う会議を担当する一般職正社員など
補佐的な仕事が主だった以前と比べて、
最近は責任ある仕事を任せられているようになってきています。

会社によっては、日帰り出張などをすることもあり
エリア総合職のようなイメージの事務職というところもあります。

最近、一般職正社員の募集は激減していますが、
一方で女子大学生に一定の人気があるため、
毎年少ない募集に応募が殺到します。

もし大学の推薦枠などがあれば、事前にチェックしておきましょう。
早めにあたりを付けて、企業研究しはじめることが大切です。

一般職の募集は、意外とBtoBの企業で多くみられるように感じます。

これまでのやり方で特に問題なく安定的に会社が回っているため、
特段、採用形態を変える必要性がないこと、
また事務職を正社員で雇う余裕があることから、
従来通りの募集を続けるケースが多いのです。

5000人規模の企業であっても募集5人という会社もあり
採用数自体が少なく、
総合職の後に募集が始まるなど時期も遅かったりするため
一般職志望の人は、少し広めに業界をみながら
良いなと思った企業にはどんどん応募していくことをおすすめします。

一般事務職の志望動機は、みなさん苦戦します。

極端な言い方をすると、
一般事務職の仕事は、どの会社でもやることはあまり変わりはありません。

営業のサポート、経費精算などの庶務的業務、書類作成・・・
といった仕事は、どの会社でもあります。

そのため、

その会社の一般職でなければならない理由というのが
見つけにくいのです。

それでも、会社側は「どうしてうちなの?」にこだわりますので、
前にお話ししたように、
周りの人に聞きまくるなどして企業研究は必要ですが

なかなかまとまらないという学生には

前半にその会社がいい理由、
後半に一般職としてどう頑張っていきたいか?
を書くようおすすめしています。

また、

自己PRに「サポート力」をあげる人が多くみられます。
もちろん、仕事内容的にも
サポートの意味合いが強いのでいいのですが、

ESで書かれるとても多い言葉ですので、
他の人と重なりたくないなどの思いがあれば

責任ある仕事を任せられることも多い点を考慮して
まとめる力や臨機応変さ、段取り上手や課題解決力などで
まとめていくのも一つだと思います。

大企業の一般事務職は、ほとんどが派遣社員契約社員を採用しているため
正社員は狭き門です。

中小企業の方が正社員で一般事務職の募集をすることが
多いように感じます。
小さい会社は、少ない人数でやりくりしているところが多いので、
経理やシフト管理や庶務・・と幅広く任せられることもあります。

一般事務職で探していくと、
いろいろな業種にまたがる可能性が高いですが

あまりあちこちに広げてしまうと企業研究に苦労しますので

主となる3つくらいの志望業界に、1,2つ足して幅広くみていくと
効率的に進めやすいと思います。