キャリアカウンセラーが伝えたい就活のコツ

都内大学で2000人以上の学生と接して感じたこと、就活生に伝えたいことを綴ります。         月、木に更新の予定です

就活への意識

f:id:miyabicareer:20200424144017j:plain

 

今年はコロナの影響で、就活も苦戦している学生が多く見られます。

 

学生側の努力やスキルではなく、
社会の景気によって、就職しやすい、しにくいが決まってしまうのは
本当に残酷だな・・と思います。

 

女子大生に人気のCA職も、
子供のころから憧れてそのために準備を進めてきた人も多くて
そう簡単には切り替えられない学生も少なくなく
想いを聞くと、「そうだよね・・」と言葉に詰まってしまいます。

 

今年、来年は、おそらく厳しい状況が続きます。
2つ、3つ上の先輩とは状況が違います。
軽い気持ちで取り組んで、決まる状況ではありません。
危機感を持ってほしいと思います。

 

そのためにも、早いうちに気持ちを切り替え
就活に真摯に向き合い、準備を進めてほしいと強く思います。

 

カウンセリングをしていると

「やりたいことがあるので、残業のない会社で・・」
「楽に働けてお給料がいいところを探しています・・」

 

といった自分軸の本音を、
そのまま平気で企業側に話してしまう人がいます。

 

「自己成長したい」
「安定した環境で働きたい」
「福利厚生がいいところ・・」

そうした思いはあって当然です。
少しでも条件の良いところで働きたいと思うのは誰しも思うことです。

 

ただ、それを企業側にストレートに伝えてしまうのはどうでしょう?

 

今のような厳しい状況では、
会社の屋台骨となるような戦力となる学生が求められています。

企業側にも余裕がないため、
できればそうした学生だけを厳選して採用したいと思っているはずです。

 

実際、
いつもであれば5人採用していたところを2人に・・
今年は採用しないことにした・・・
といった企業は増えています。

 

即戦力になりえる優秀な人材を求める風潮は、以前に比べて格段に強まっていますから、「私はそういう人材ですよ!」と思ってもらえるような自分を伝えていかないと、なかなか選考に残っていくのは厳しくなります。

 

できれば働きたくない・・
あんまり興味もてなくて、全然調べないできました・・
あれこれ聞かれるのはいやだな・・

就活に後ろ向きな姿勢は、かならず採用者側に伝わります。
そして、そういう人を企業側は採用しません。

 

就職したくないのであれば、しない選択肢もあります。
ですが、どうやって生活していきますか?

アルバイトで何十年も同じ時給で働き続けますか?

 

もう、学生という義務を負わずに生活できる時期は終わるのです。

 

そのことを自覚して、働く意識をもって就活に臨んでください。

 

特にこれからは厳しい採用状況が続きますから、
なるべく早く気持ちの切り替えをして、覚悟をもって就活に取り組んでみてください。

 

きっと未来が変わると思います。

 

就活は何の経験も持たない学生が、

やりたい仕事、働きたい会社に挑戦できる唯一のチャンスです。

 

なんとなくやって、落ち続けて、疲れて中断して・・
本格的にエンジンがかからないまま、時間が過ぎていくのはとてももったいないです。

 

ぜひ新卒採用というチャンスを最大限に活かして、

納得のいく企業に就職してほしいです。