キャリアカウンセラーが伝えたい就活のコツ

都内大学で2000人以上の学生と接して感じたこと、就活生に伝えたいことを綴ります。         月、木に更新の予定です

強みはもれなくだぶりなく

f:id:miyabicareer:20200805095104j:plain

自分の強みは、同じような内容に偏ることなく、
なるべく違った側面をまんべんなく伝えていく方が効果的です。

 

よく自分のめぼしい強みを、自己PRと学チカ用に2つ考えて

どの質問にも、なんとなく体裁を整えて、それを使いまわす人がいます。

 

積極的に行動する、
前向きに考える、
意欲的に取り組む・・・といった内容だと、
積極性といったニュアンスの強みしか伝えられません。

 

面接では、より多くの強みを伝えていった方が、より人物像が伝わりますし、

「おっ、いろんな側面があるんだな。おもしろそうな学生だな」」と

思ってもらえる可能性が高まります。

 

ですので

積極的に取り組む、計画性がある、気配りが上手
粘り強い、臨機応変、ムードメーカー、好奇心旺盛、行動力がある

といった、少し毛色の違う強みを挙げて

 

それぞれ、それを裏付けるエピソードを伝えていくと、
より多面的に強みを伝えていくことができると思います。

 

また、エピソードは同じ話を何度も取り上げるより、
別々の話をした方が、全体を通して「いろいろやってきたんだな」という
印象につながりやすくなります。

 

1つのエピソードは1回限りと思って、
一度取り上げたら「もう他では使わない」意気込みで
エピソードを選び、一つの質問で伝えきってしまいましょう。

 

1つのことに打ち込みすぎた・・・
学校やアルバイトが忙しかった・・・など

 

そんなにたくさんエピソードがない場合は


1つエピソードの中で、

「仕事の問題点を解説した話」
「後輩アルバイトたちと社員の間を取り持った話」

「お客さんへの対応」など
話を切り口をかえて展開していきましょう。

 

このように、どの強みにどのエピソードを使い、
どうやって文章展開していくか?といったところは、
コツがつかめるまで、
なかなか一人で行うのはむずかしいところがあります。

 

もし自信がなければ、キャリアカウンセラーなどに相談して
骨格を組み立てていけると良いと思います。

自分の特性を、できるだけたくさん伝えていけると
いろいろな自分の良さを伝えていけるので、
採用者側に人物像が伝わりやすくなります。

 

ぜひ強みは、同じような傾向のものに偏らず、
もれなくだぶりなく伝えていきましょう。