キャリアカウンセラーが伝えたい就活のコツ

都内大学で2000人以上の学生と接して感じたこと、就活生に伝えたいことを綴ります。         月、木に更新の予定です

志望業界の固め方

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インターンに参加する」「企業にエントリーする」というとき、

初めの壁にぶつかるのが、

どんな業界、企業にしよう?ということです。

 

前々から、なりたい職業があったり、興味ある業界がある人は別ですが、

 

いきなり「どこの会社にするか?」と

突き付けられて、すぐ答えられる人はあまりいません。

 

どれでもいいや・・

どれがいいかもどれが悪いかもわからない・・

 

そんな風に、右往左往しながら時間だけが経ってしまい

結局どこにも参加できなかったという学生も結構います。

 

せっかくの機会なので、ぜひ1回、2回はやってみるといいと思います。

 

私が感じた肌感覚では

ほとんどの学生が、「なんとなく・・」で選んでいて

強い信念をもってインターン先を選んでいる学生はそれほど多くありません。

 

ですから、

直感でもいいので、とりあえず、どこか覗いてみるといいと思います。

 

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はっきり言って、

部屋に閉じこもって、

ただただ一人で考えているだけでは、答えはでてきません。

 

就活は、やったことも、触れたこともない初めての分野なので

自分一人が悩んでいるだけでは、

「あーだこーだ」と堂々巡りで終わってしまうケースがほとんどです。

 

おもしろそうだな~と思う業界で働く人に話を聞いたり

先輩が就活の時にどうやって決めたのかを聞いたり

業界地図を最初から最後まで読んでみたり

 

実際に動いて、外からの情報をいれて考えていかないと、

自分の考えが先に進んでいきません。

 

例えば

・大学やアルバイト先の先輩が就活の時にどうやって会社を決めたのか聞いてみる

・社会人の親戚に片っ端から、どんな仕事をしているか?どうしてその仕事を選んだのか?聞いてみる

・業界地図を最初から最後まで読んで、いいなと思うところに付箋を貼り、付箋が多かった業界を知り、自分の傾向を調べてみる

・同じ大学、同じ学科の先輩たちがどんな仕事に就いたのか、就職実績で調べてみる

 

こうしたことをしてみると、

なんとなくいいなと思う業界が2,3出てくると思います。

 

そうした業界を足掛かりにして、理解を深めていくといいですね。

 

もちろん、調べているうちに

「やっぱりいやだな」「なんか違うな」と思うことはよくあります。

そうしたら、また違う業界を見てみればいいのです。

 

 

ここで決めたことは絶対ではなく

後から変更することもできるので

あまり重く考えないで、

なんとな~くで良いと思います。

 

いやだったら外せばいいですし、

時間が経つと、以前は「違う」と外していた業界がよく思えることもあります。

柔軟にとらえていきましょう。

 

個人的におすすめしているのは、

「とりあえず、全部の業界をざっとみてみる」ことです。

 

大体、

先輩の勤めている業界、親の仕事、学校の就職ガイダンスで聞いた業界・・など

たまたま目にした業界が気に入って

他を見ないで決めてしまうケースがあり、

 

あとから

「知らなかった。知ってたらそういう業界行ってみたかったのに・・」と

なることがあり、もったいないなと思うからです。

 

 色々見てみて

1番、2番、3番と絞っていけるといいと思います。