キャリアカウンセラーが伝えたい就活のコツ

都内大学で2000人以上の学生と接して感じたこと、就活生に伝えたいことを綴ります。         月、木に更新の予定です

グループ面接

 

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面接は

1対1で行う個人面接と、
複数応募者と一緒に行うグループ面接があります。

面接官は1人のこともありますし、複数いる場合もあります。

一概には言えないのですが、

選考当初は、応募者の人数が多いこともあり、
1次面接はグループ面接が多いように感じます。

入退室の流れは、
前後の人に合わせて行えばいいので、
個人面接のときほど気にする必要はないと思います。

並んで座り、面接が始まっていきますが、
いつも端の人から発言を求められることもあれば、
順不同に指名されることもあります。

人によって質問を変えるところもありますので
その時の状況に合わせて臨機応変に対応してください。

グループ面接の注意点としては

他の人が話している間に自分は何を言おうか考えてしまう・・・ことです。

採用者側は、人の話を聞く姿勢を意外としっかり見ています。

ふとした笑いが起こった時、
「え~そうなの!」という驚きの話になった時、

ワンテンポ遅れた反応になると、
「ああ、自分のことで手一杯なんだな」と思われてしまいます。

「半分聞いて、半分考える」が理想ですが、
ついつい考えてしまう方が大きくなるようでしたら、
聞くに徹してしまった方がいいでしょう。

相槌うつ、話に反応する、
どんなことを話しているか聞く姿勢をしっかり態度に表します。

ときどき「○○さんの意見をどう思いますか?」と
聞かれることもあります。

グループ面接で、よくあるのは
自分が用意してきた内容が先に話した他の人と
重なってしまうことです。

自己PRや学チカは、添削を受けたり何度も練習したりして、
ある程度完成度が高くなっています。
同じ完成度のものが用意できるのであれば言い換えてもいいですが、
実際はなかなかむずかしいと思います。

そのため、個人的には
そのまま自分が用意したものを話すことをおすすめしています。

臨機応変に行動できるところです」
「挑戦心があります」

といったキーワードが同じになってしまっても、
エピソードまで重なることはそうそうないと思いますので、
エピソード部分や自分なりの考えや取り組みの部分を
詳しく話して差別化を図りましょう。

ただ、「最近気になるニュースはなんですか?」と聞かれ

「コロナです」「コロナです」と続いたら
自分のときは、少し切り口を変えて話す臨機応変さが欲しいところです。

コロナであっても
経済活動なのか?
学校の9月入学についてなのか?
医療現場への思いなのか?

はっきりわけて話せると良いと思います。

また、複数の人で面接を受けていますから
自分ばかりが長々話をしないように気を付けます。
1分くらいでまとめるといいと思います。

「他の人もいるから・・」と意識しすぎると短くなる傾向が
「この機会を最大限生かすために言いたいことは全部言おう」と思うと
長くなる傾向があります。

短すぎると伝えられる情報量が限られてしまうため
あっさりとした印象になりやすく、それが自分の評価になってしまいます。

逆に2分以上になってしまうと、
「話が長いな・・」と思われてしまいます。

1分から1分半くらいで
伝えたいことがまとまるようにしっかり準備し、

声のスピードやトーンなど聞きやすさも大切ですから、
何度も練習してから臨むことをおすすめします。