キャリアカウンセラーが伝えたい就活のコツ

都内大学で2000人以上の学生と接して感じたこと、就活生に伝えたいことを綴ります。         月、木に更新の予定です

良いアドバイザーを持つ

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これまで、一連の就活の流れを見てきました。

 

企業研究やら面接対策やら・・未知なるものだらけで、
一つ一つが手探り状態だと思います。

 

自己分析やESの作成など、採用者側の視点を交えて
お伝えしてきましたが、

ポイントを聞いただけで、完成度の高いものに仕上げるには、
自分一人だけの力では限界があると思います。

 

読んでも具体的イメージがわかないことも多いですし、

 

自分のやった自己分析の、
どこが取り上げる価値のあるトピックになるのか?
どんなふうに話を展開すると、魅力的な人物像になるのか?
具体的に何をかけばいいのか?

ポイントを読んだだけではわからないことも多いはずです。

 

そのため、

自分の強みをしっかり把握して、自信をもって臨みたい場合は、

だれか信頼できるカウンセラーやアドバイザーを
一人見つけて、その人に相談しながら進めるといいと思います。

 

究極のところ、

その人、その人にぴったり合致するアドバイスは人によって異なります。

 

大部分の人に当てはまるだろうポイントや注意点を
ブログにまとめてきましたが、

 

その次の段階、

自分の強みを効果的にアピールするというところでは、
一人一人価値観もそれまでの経験も全く異なりますから、

 

ベストな切り口、経験を活かした効果的な展開というのは
その人それぞれで変わってきます。

 

ですので、基礎的な部分が理解できたら、

 

自分でできるところまで行い、

キャリアセンターやハローワークのカウンセリングなどで話を聞き、
自分の価値観や考え方と合うアドバイザーを一人見つけてみてください。

 

価値観や考え方の合う人、自分をうまく理解してくれる人を見つけ

そうした人に相談しながら取り組んでいくと、

行き詰ったときにアドバイスをくれたり、

自分を客観視することができて、

 

だいぶ楽に、確実に進めていけると思います。

 

「このESの添削をしてほしい」
「○○会社の模擬面接を練習したい」というときは不特定の人でもいいのですが

 

改めて強みを洗い出したい、
難解なESでバランスよく自分の強みを出したい、
自分が何をしたいかわからなくなった・・というときは

 

ある程度、その人の背景やこれまでのいきさつを把握していた方が
よりぴったりくるアドバイスができることがあります。

 

いろいろな人に話を聞くと、みんな違うことを言うので混乱する
という学生も多いのですが

 

そうした際は、

そうアドバイスする理由や、そう指摘する根拠を聞いたり

自分の挙げたエピソードの中でどれが一番いいと思うか?
その理由を含めて聞いたりしてみて、

 

自分が言いたかったことを指摘してくれた
自分の良さを分かってくれた
この人とはなんとなく感覚が合う気がする・・など

 

一番自分がしっくりいく対応をしてくれた人に、
相談するようにするとより効果的だと思います。

 

どうしたらいいかわからずに
だれかれ構わず聞いてしまうと、
その時その時で視点が変わってしまうので

 

余計に混乱してしまったり、
なかなか統一感のあるものに仕上がりにくくなります。

 

相談される側も、ある程度情報が多い方が、
新たなESの作り込みをする際に
「そういえば、この間話した時、○○のエピソードもあったよね」
などと違う切り口を提案しやすくなります。

 

よく、友達やバイト先の先輩にその役割を求めるケースがありますが

なるべく専門的知識のある人の方がいいと思います。

 

もちろん親身になって一生懸命アドバイスしてくれると思いますが

そこには採用者側の視点がないため、
あまり効果的、根本的な改善につながらないことも多いからです。

 

採用経験者、大学やハローワークなどのキャリアカウンセラー、
行きたい会社で働くOG・OBといった人がいいと思います。

 

今は大学でもキャリアカウンセラーを置いているところが
ほとんどですので、まだ足を運んだことのない人は
一度キャリアセンターに行ってみることをおすすめします。