キャリアカウンセラーが伝えたい就活のコツ

都内大学で2000人以上の学生と接して感じたこと、就活生に伝えたいことを綴ります。         月、木に更新の予定です

就活に疲れた時

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就活は長期戦です。

いつ終わるかもわかりませんし、
一人で進めていくことが多いので孤独を感じることもあるかもしれません。

自分のやり方があっているのかわからなくなる時もあれば
お祈りメールが続くと、
もうだめなのではないか・・と落ち込むこともあります。

ずっと根を詰めてやっていくと、
どこかで疲れが出ることが多いように感じます。

ところどころで、うまく息抜きをして
モチベーションが極端に落ちないようにできると良いですね。

ついついぶっ通しで頑張ってしまい、
知らず知らずのうちに疲れがたまっていき、
ある時ポキっと折れてしまうことがあります。

「何もやる気が起きなくなって
10日くらい何もしないで部屋に閉じこもってました・・・」

というやってくる学生が、ときどきいます。

厳しいようですが、その間も選考は次々と進んでしまいます。
ESの締め切り、説明会の実施・・どんどん締め切られていきます。

それが、選考ラッシュの真っただ中だったりすると、
自分のやりたい仕事、興味ある業界であっても
結局受けられないまま、流れてしまうので、本当に残念に思います。

1,2週間して、やる気が復活したときには
すでに選考受付が終わっていた・・ということもよくあり
とてももったいないな・・と感じます。

そうなる前に、所々で
疲れた時や落ち込んた時は早めに休みを入れて、
ある日、突然ポキっと折れないように
気を付けていけるといいと思います。

休むといっても、何日も休んでしまうと
再開するのが面倒になったり、
せっかくわかってきた面接の感覚が鈍ってしまったり、
締切日に出せたり、出せなかったりるので、

半日、あるいは1日くらいの休みを
定期的にいれることをおすすめしています。

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おいしいものを食べたり、
好きな映画を見たり、
漫画を読みふけったり、
スポーツで体を動かしたり、
バイトを入れてみたり、
友達としゃべりまくったり・・

一時期でも、就活を忘れて好きなことに没頭してみてください。

心が満たされると、心のパワーがチャージされて
いいガス抜きになります。

就活中盤の時期になると、
疲労感たっぷりの表情でやってくる学生が一定数います。

真面目な学生ほど、根をつめて頑張ってしまい、
心のパワーがスカスカになっているのです。

そうした状態は、確実に表情にでます。

やつれた表情でげっそりしている人と
明るく元気にはつらつとしている人では
受ける印象が全く変わってきます。

第一印象が与える影響は大きいです。

そのため、

普段から定期的に休みを入れるなどしてあまり疲れをためないようにし、

選考の前日は、

夕食にちょっとおいしいものを食べて、
ゆっくりお風呂に入って、
早めに寝るよう勧めています。

心にパワーがあると、
突発的な質問に対する瞬発力やひらめき力もぐっとアップします。

やることに追われて、
なかなか取れないことも多いと思いますが、

どうにかこうにかやりくして
時間をあけてリフレッシュした方が
結局的に効率がよくなって
パフォーマンスがあがることが多いように感じます。

また、疲れた時やつらいときは
我慢しないで泣いてしまいましょう。

心配をかけたくないという思いがあったり、
家ではいつも元気でいることを求められていたりして、

うまくいかなくてつらい状態でも、
家では笑顔で何でもない風を装っている学生が結構います。

つらい思いを我慢して我慢して
一人でけなげに頑張っている姿を見ると、

今の学生には泣ける場、
弱音を吐ける場、
つらい思いを受け止めてもらえる場がないんだな・・とせつなくなります。

「悲しくて泣く」というのは、当然の自然現象ですから、
早めに寝て、布団の中でこっそり泣いたり、
お風呂に入りながら泣いたりして、
なるべく体の外へ出すようにすると良いと思います。

泣いても状況は全く変わりませんが、

一通り泣くと、すっきりします。
そして「やっぱり頑張ろう」となることが多いように思います。

就活にはいろいろな試練があります。
すべてを自分の力だけでこなしていくことは
なかなか難しいと思いますから、

キャリアセンターをはじめ、いろいろな就活支援をうまく利用して
進めていけるといいと思います。