キャリアカウンセラーが伝えたい就活のコツ

都内大学で2000人以上の学生と接して感じたこと、就活生に伝えたいことを綴ります。         月、木に更新の予定です

同業他社比較の視点

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何度かお伝えしている通り、

企業は「なぜうちなのか?」にとてもこだわります。

 

やっていることはあまり大差ないような業界でも、

「どうしてわが社か?」を

念頭に志望動機を聞いていることがほとんどです。

 

そのため、

自分なりに同業他社比較の視点をもって調べることが必要になってきます。

 

食品であれば、

食べ比べをしてみる、

 

モノであれば使い心地を比べてみる、

 

コンビニやスーパーに行くたびに

どの会社の商品がどこに置かれているのか?

どのくらいの頻度で新商品が出されているのか?をチェックしたり

 

どんな立地に支店があるのか?調べてみたり

 

店舗へ行って実際サービスを受けてみたり、

受けた人に話を聞いたり、

 

展示場にいって現物を見て比べたり・・・

 

そうして調べたことをまとめて統計を取ってみる。

 

地道な作業を繰り返すと、浮き彫りになってくる違いが必ずあります。

 

そこを盛り込みつつ、その会社のいいなと思ったところを

志望動機に盛り込むと、それは自分だけの志望動機になります。

 

他社も調べることで、

その企業の特徴や業界内での立ち位置を把握しやすくなります。

 

そうした違いを把握しないまま、

業界の特徴を長々と志望動機に書いてしまうケースがありますが、

 

採用者側には、研究の浅さや熱意の薄さと伝わってしまいますので

志望度の高い会社には、こうした視点で研究を重ねていきましょう。

 

ただ、こうした作業には手間も時間もかかります。

 

大学の勉強やアルバイトなど他にもやることが多い中で、

受けるすべての会社にこうしたことをすることは

時間的にも労力的にも難しいと思います。

 

そのため

第一志望群、第二志望群、第三志望群と分けて取り組むことを

おすすめしています。

 

本命の第一志望群はこのくらいまで調べて選考に臨みましょう。

多少突っ込まれても、おちついて対処できると思います。

 

 

また、第二、第三志望群は

ついでついでの機会を活かして、ほどほどに調べておきます。

 

選考に行った帰りにお店に立ち寄ったり、

第一志望群の商品をチェックする帰りについでに確認したり

合説の後半部分で話を聞いた見たり、

本命のOGを調べるついでに、

第二第三の志望先に就職した先輩の連絡先もメモしたり・・・。

 

志望度の低いところや面接練習で受けるところは

HPや説明会の内容のみで書いてしまう場合も多いです。

 

個人的な意見として

業界は3つくらいにした方がいいと勧めしていますが、

その理由は、

 

第一志望群が全滅してしまった場合や

「やっぱりこの業界は合わないから替えたい」となって、

また1から新しい業界を探さないと・・となったとき、

 

すでにそこを本命として動いてきた人と

同じ土俵に立って選考を受けていかないといけなくなるからです。

 

多少なりとも、

業界企業研究がしてあると、

いざというときにシフトチェンジがしやすいのです。

 

また合説などでの企業説明会での解説は、

コンパクトにわかりやすくまとめてくれていることが多いため

企業理解がしやすく

 

同じ内容を自分で調べようと思うと、

手間も時間もたくさんかかってしまうことが多々あります。

 

それほど志望度が高くなくても

経験を積む意味でも、選考を受けておくと、

 

一応、説明会に行ったり、

面接に備えて企業研究したりするので、

本命ではないものの、企業情報が詰まれいき、

 

シフトチェンジする際に進めやすくなります。